「紙ひこうき」ジョン・カース
『シュガー・ラッシュ』リッチ・ムーア
『4分間のピアニスト』クリス・クラウス
『ハンテッド』ウィリアム・フリードキン
『暗殺の森』ベルナルド・ベルトルッチ
『タイピスト!』レジス・ロワンサル
『たまこラブストーリー』山田尚子
『ロング・キス・グッドナイト』レニー・ハーリン
『スカイ・キャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』ケリー・コンラン
「紙ひこうき」恐ろしく古典的ではある。でもこんなに美しい映画はそうそうあるものではない。『シュガー・ラッシュ』と併映。
『シュガー・ラッシュ』幼稚園児から頑迷なシネフィルまでねじ伏せてしまう、というアメリカ映画の理想を体現している。『かぐや姫の物語』の方を支持したいので、2013年ベスト2ということで。
『4分間のピアニスト』凄かった。ワンカットごとに驚いた。ただただ激烈な傑作!
『ハンテッド』最高の活劇。ランボーVSランボー師匠といった風采。恐ろしく地味だが、活劇としては磨き上げられていて体感時間が極めて短い。
『暗殺の森』ベルトルッチは近年の2作を見ていて、「最近は若々しい小品を撮るようになったけど、初期は政治的な題材を扱っていて重厚な作風だったのでは」と勝手に想像していた。それはもう巨匠の有名な作品なので、それなりの覚悟を持って見ていたわけだが、実際はヌーヴェルバーグ被れを隠そうともしない若々しくてはしゃぎまくってる画面だったので随分可愛らしい印象だ。そりゃ老年に差し掛かってもあんな若い映画撮る人の29歳の時の作品だもんなあ。
『タイピスト!』往年のロマコメみたいな作品。カワイイに溢れていて万人にオススメ出来る感じが小憎たらしい。下着を透けさせるために降る雨、というようなワンクッション置いた演出が沢山あって、ぽんぽん弾けてラストまで至る感じが楽しい。
『たまこラブストーリー』このまえ書いた通りです。
『ロング・キス・グッドナイト』煙、霧の映画。
『スカイ・キャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』いや、面白いんですよこれ。