210912『あずまんが大王』を読みました(「あずまんがダービー くさび杯」の答え合わせ回)

お世話になっております。呉衣悠介です。

このたびは、先輩のご厚意によって開催されました「あずまんがダービー くさび杯」に参加しておりました。え? 忘れた?

あずまんがダービー くさび杯」とは、『あずまんが大王』を初めて読む呉衣が好きなキャラクターのトップ3を予想するダービーです。元ネタはオモコロの記事。なお、同時に本企画の企画者によって「あずまんがダービー ペンギン杯」も開催されており、ちなみに一か月以上前に答えが発表されていました(偉いね)。

現在、仕事以外のありとあらゆる締め切りをブッチしそうな感じの生活になっているので、先に謝っておきます。

無事に『あずまんが大王』を読了しましたので、感想と答え合わせ。
(なお前回の記事で予想にあたっての事前情報を提供していました)

目次


1. 感想

なんか難しかった・・・。自分が四コマ読むのが苦手なのがよく自覚されたし、あまりいい読者ではなかったと思う。

元ネタのオモコロの人の中だと、「みくのしん」さんの感想に一番近いと思う。
よつばと!』は好きだし、めちゃくちゃ上手いのは分かるけど、まったく自分に刺さらなかった。

あと、今見るとスタンダードになっていてかえって反応しづらい要素が多かった。
インターネットでよく見るこの画像、『あずまんが大王』だったんだ・・・と思ったやつもあったけど。
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あずまんが大王に苦戦することあります?
結局どの子が好きなんだ!あずまんが大王ダービー2021 | オモコロ

あります。

2. 結果発表


3位 黒沢みなも


貴重な常識人枠。もう一人の担任の先生の傍若無人ぶりの犠牲になっていて可哀そうだった。
でも、休日に一緒にラーメンを食べに行くような仲、いいですよね。社会人になってから、そういう関係の維持し難さを痛感します。

キャラデザも好きだけど、最初の方はゆかり先生との区別があまりついていなかった。
ゆかり先生は運転が荒いのでダメです。

正直、3位は選ぶのが難しかった。

2位 神楽


あまり『あずまんが大王』を読んでいて萌えることはなかったんだけど、この子はちょっと琴線に触れた。

みんなが挙げるテントを壊す回もそうだけど、ともちゃんと同じようないたずらキャラでありつつ、人の心というか良心というか、そういうものがある存在として全体的に描かれていましたよね。人の心や恥じらいがあることは大事。

ガサツな体育会系なんだけど、繊細なところがあるというギャップが王道でいい。あと、ちょっと中性的な雰囲気があるのもよかった。


1位 大阪(春日歩


すべてのキャラに若干の既視感を覚えるなか、この「穏やかな関西人」には今もなお新鮮さを感じたし、大阪がメインを張る四コマはどれも面白かった。起きたばかりの先生のところに包丁を持っていくところが好き。

最初の方は、頬を染めていたり、まつげがあったり、目にハイライトがあったり、内面のようなものがあったりしたけど、途中からは何を考えているのかわからないボケモンスターみたいになっていた(画風が変わったのはあるだろうけど、一番影響を受けていそう)。面白いキャラだけど、萌えるのか大阪に?

和歌山生まれの神戸育ちなんだけど、そういう関西の細かい事情は分からないから「大阪」と呼ばれるというのもよかった。大阪にこんな穏やかな人いないよ。
あと多分、自分自身がおっとりしたマイペース人間のせいか、おっとりした人が現実でも好きなので大阪というところがある。チャキチャキした人や、騒がしい人は苦手なので。


追伸:4巻を読んでいて、なぜこのダービーが「くさび杯」だったのか分かりました。


3. 選外一言

よみちゃん(水原暦):意外と大学受験で苦労した人。ともちゃんのよき女房役。

ともちゃん(滝野智):悪童。ここまで擁護なく悪童なのはすごい。たぶんジャンプ漫画に出てきたら、この子のメイン回だけアンケート結果が悪いと思う。

榊:クールキャラ+善良、にあまりピンとこないせいか、どう反応していいか分からなかった。

ちよちゃん(美浜ちよ):天才少女にして完璧少女。年相応なところもありつつ、全体的に欠点が無さ過ぎて興味を持てなかった。欠陥と善良さのあわいに人間の魅力があると思うので。

ゆかりちゃん(谷崎ゆかり):数学ができなくても人を殺すことは多分ないけど、運転ができないと人を殺しかねないのでダメです。ダメ教師+髪型でミサトさんを連想した。

木村先生:ゼロ年代にはこれが存在を許されたという歴史資料的な価値があるキャラ。現代ではキャンセルされると思う。

ちよ父:このキャラ、『あずまんが大王』のキャラだったんだ。

4. まとめ

結果的に『あずまんが大王』のよき読者ではなかったのではないかと反省する次第ですが、こういう機会でもなければ、この古典を読むことはなかったと思います。
企画・投票いただいた皆様、ありがとうございました。