読んだ:『DNSをはじめよう_改訂版第2版』

仕事でDNSについて理解する必要が出てきたので、『DNSをはじめよう_改訂版第2版』を購入して読んだ。

booth.pm

感想

  • DNS がよくわかる教科書』がなかなか読み進まないなと思っていた自分にちょうどいい感じだった。
  • まずドメインを買うところから始まり、手を動かして学べるのがよかった。
  • 書きぶりは軽いノリで、小ネタも豊富なので、堅苦しい教科書と違って読み進めやすい。DNSのことを好きなエンジニアがZennとかQiitaとか個人ブログとかに書いている記事のような印象。
  • なぜか巻末にAWS用語を駆使して作られた架空のアイドルソングの歌詞が載っている。(ちなみに著者は女性らしい。あとがきによれば夫がいる)

実習の内容

以下の行為をすることが前提の内容なので、それらのハードルを乗り越えられるかどうかは購入前に自分に聞いておいた方がよいかもしれない。

  • お名前.comでドメインを買う(数百円)
  • AWSでRoute53を利用する(1ドル未満)。AWSアカウントがない場合は作るところから始める必要があり、作る際は支払情報を登録する必要がある。


自分はお名前.comではなくムームドメインドメインを買ったけど、管理画面が多少違う程度で、実習上の問題はなかった。(レジストラによって対応できるサービスは変わるので、なるべくお名前.com以外を選択しない方がいいかもしれない)



またこの書籍が書かれた当時からAWSのコンソール画面も変わっているけど、これも同様にUIが多少違う程度で、問題はなかった。



AWSGCPと比べて、無料利用枠と有償サービスの境目が分かりづらく、アラートも分かりづらい玄人向けのサービスなので(少なくとも自分はそう思う)、AWSアカウントを不用意に作るのが怖いという場合もあるだろう(自分は別途、他の人の記事を参考に請求アラームを作成した)。



個人的には、多少お金がかかっても実習を含む内容の方が明らかにモチベーションが高くなるので、この本との相性はよかった。



若干の補足

digコマンドを叩くので、最初からdigが使えるMacを利用したほうが実習がスムーズに進むかもしれない。



次のアクション

教材との相性が良かったし、せっかくAWSアカウントとドメイン取ったから、同じ著者の『AWSをはじめよう』を読んでみようかな(DNSは?)