今週聞いたポッドキャスト
ほぼfukabori.fmだったので、列挙してみる。
100. A Philosophy of Software Design (1/3) w/ twada
- 自分には難しかった。
58. プロダクトマネージャーカンファレンス 2021 w/ Nunerm
- このポッドキャスト中のPdMの定義は「ビジネスを通じて顧客に価値を届ける活動全部」を指しているような感じで、非常に広かった。
- PdMとは何かを思い切り抽象化して言う。抽象化した方が、応用範囲が多い。
- 「PMの仕事は95%が辛い。残りの5%を楽しめる人がやるべき。いや最近はその5%を楽しめているか怪しい」。みんな辛いんだと勇気づけられるコメント。
- 本当に刺さるニーズを探しに行く。
- Chenさん(2018):中国のプロダクトマネジメントの違いに衝撃
- 強いニーズさえ解決できれば価値になる
105. メモリとパケットにはすべてがある w/ y.kajiura
- 低レイヤに取組んでいる人の話が聴ける回だった。リンク先に書いていることをそのまま転記すると、「SDNの開発、カーネルモジュールのデバッグ、コアダンプの読み方」などについて語られている。
- 自分が普段取り組んでいる領域はかなり上の方にあるので(要するにPMです)、縁のない世界の話だったけど、分からないなりに面白い。こういう仕事でお金を貰っている人がいるんだ、という感動があった。
最近の仕事:人知れず導入されるアジャイル開発
- 最近は、エンドユーザーが理解することなく、納得することもなく、それと知らずアジャイル開発が導入された現場で働いている。何かがまかり間違って、結果的にアジャイルでやるしかない状況に追い込まれた。
- 当然自分もやったことはないし、『アジャイルサムライ』を読んだことくらいしかないが、やるしかない。
- アジャイル開発では、チームの開発速度を「ベロシティ」と呼ぶ。ものすごく単純化すると、プロジェクトの作業量をかかった時間で割ると、速度がわかる。
- 実際のところ納期に間に合うかどうかを測るのにはベロシティを計測するしかないように思える。現在は、「1-2週間でこれくらいの機能を開発できているから、多分間に合う/間に合わない」といった判断をしている。
- 現状、「イテレーション数 = 作業量の合計 / チームの直近ベロシティ」で計算すると、「多分この速度が維持できたら間に合う」という結論が導ける状況ではあるが、この速度が維持できる保証はないし、開発の各工程全部が同じ速度というわけではない。そもそも、まだ各機能の開発ボリュームが均質という(嘘の)前提での資料しか作れていない(ボリュームを相対評価して作り直すのはまた今度だ)。
- 「そもそもユーザーが上から下まで理解も納得もしていないのにアジャイル風の開発をやるなんて...」と最初は思っていたが、実際にはその逆で、「エンドユーザーの期待に応えられていないのなら、それは毎週価値をきちんと届けることができていないってことだし、逆にユーザーが喜んでるなら"アジャイルである"ことなんてどうでもいい」はずだ、と考えるようになった。本当に刺さるニーズを解決できていたら、ユーザーはもっと食いついてるはずだし。
- 上から下まで納得していない状態で、アジャイルをやるはめになっているなら、使えるシステムをクイックに提供していくことで信頼を勝ち得ていくしかない(御託を説明する意味はない)、という現実を受容するのだ。
- 実際に泥縄式にやりながら読んでも『アジャイルサムライ』はいい本だと思った。