2015-12-09から1日間の記事一覧

ドリュー・バリモア『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009)/暴力、痣、贖罪

日陰で書いたものを日向に移していこうキャンペーン、その3。 ◆前置き まぎれもない大傑作であるこの映画のすごさは、実際には非常にこまごまとした工夫とそれぞれの的確さにあるとは思う。逆算の脚本。豊富なユーモアと遊び。アクションですべてを演出する…

クリント・イーストウッド『アメリカン・スナイパー』(2014)/主観の向こう側へいく英雄

8か月前に書いた感想を今更ここに。 日陰で書いたものを日向に移していこうキャンペーン、その2。 ◆総じて ショットに目を見張るものはない映画である。まあ最近のイーストウッドはそういうとこで勝負する映画を撮らないけど。画面だけを見ても、他のイラ…